フリーランスの投資ログ

株式投資の状況公開とたまにポーカー

ヴィッツ(4440)の立会外分売を初心者なりに考える

f:id:thinya:20200517194954j:plain

私が使っている証券会社はSBI証券なんですが、
TOPページに、こんなのが出てました。

f:id:thinya:20200519223739p:plain

 

気になったので見てみると、
何やら株を安く購入できる制度のよう。
どんな条件で買えるかと言うと

f:id:thinya:20200519224034p:plain

こんな感じ。
1395円の株が1339円で買えるとの事。
その差56円。

TOPページに大々的に表示されていたので
立会外分売ってお得なのか気になったので、ちょっと自分なりに調査してみました。

 

①分売金額の検討

差額56円と言うのは安全圏なのか。
仮に購入できたとして、初日に同額まで下がってきたら意味がない。
立会外分売が実施された後、上昇する補償はないけども、せっかく買うのだから、1395円以上で売りたいですしね。
取り合えず今日(2020/5/19)の値動きをチェック。

f:id:thinya:20200519224817p:plain

-40円!
もし仮に明日も同程度下がると、今回購入する旨味がなくなりそうです。
と言う事で、売出価格はそれほどお得感は感じません。

②購入可能な枚数と、それに伴う利益

今回申し込める枚数の上限は200枚。
金額にして、267,800円です。
仮に本日の株価で売却できた場合、279,000円となり、
利益は11,200円となります。
仮に明日以降上、株価が上昇し仮に1450円で売れた場合、
290,000円となり、利益は22,200円となります。
大口で取引している人から見るとインパクトに欠ける金額ですが、
小口でやってる投資家からすると、まぁ悪くはないかなと思います。
まぁ上がればですが。

 

③実施枚数

今回、売りに出される枚数は200,000株。
これは発行枚数の4%程度です。
がしかし、ここからが「ん?」と思うところ。
ヴィッツの浮動株は(SIB証券の情報によると)12.8%。

f:id:thinya:20200519230317p:plain

この12.8%と言うのは、枚数にして518,912株となります。
今回実施される枚数を合わせると718,912枚が浮動株となることに。
浮動株の約28%が売りたい意欲満載の株となるわけで、これはデメリット以外の何物でもないと思います。
ヴィッツの日々の出来高も、平均2万株~3万株と言うところを見ても、一気に200,000株が世に出ようものなら、株価は下がる可能性の方が高い気がします。
出来高が低い=買う人がいないって事かなと思ってます)

 

結論

と、3つの観点から考察してみましたが、
私の結論は、

申し込む必要なし!

となりました。
立会外分外と言う行為自体は、将来的に1部上場するために株主の人数を増やすとか、目的はある様なので長期的に保有する事を目的にするなら、まぁありかなと。
1部上場できれば、発行枚数もそれほど多くないので、ある程度買いが入り株価は上がると思いますしね。
でも、投資家視点で言うと、それを見越しているのであれば、別に立会外分売で買う必要性も感じません。普通に買いましょとなると思われる。

これが今回の結論ですが、あくまで個人的見解なので異論は認めます(笑)